愛知県西尾市を中心に三河地方でご家庭内やご希望される場所、トレーニングが必要な環境下で貴方のドッグライフのサポート/伴走に務める『Dog Life Support Kei』dog life coach 髙須正彦です。
1997年〜2024年1月の間、災害救助犬(生存者捜索)や遺体捜索犬の育成、平時の行方不明者捜索や自然災害現場で行方不明者捜索及び現場サポートに従事し行方不明者ご家族や公的機関に協力、貢献をさせて頂きました。
捜索犬の行方不明者捜索活動には様々な環境に沿う作業意欲の継続が必要となります。
災害現場で捜索活動する犬達のトレーニングに犬の嗅覚任せの『反応あり』だけで過信していては現場活動での不明者所在の正確性の低下と救出活動(消防/自衛隊/警察)への負担=他の生存者救出や生存率の低下、最悪の場合は行方不明者(生体/ご遺体の1部も含む)の見逃しの要因にも繋がります。
現場によっては訓練では表現しないレベルの告知も高い確率で起こりますし、時には自然と地形の影響と犬の嗅覚の正確性が故に反応した場所とは違う離れた場所の可能性も有ります。
だからこそ、自然環境下(天候、気温、湿度、風向、地形、構造物等)での影響の有無、犬の行動心理やボディーランゲージ(嗅覚の使い方、鼻の向き、漂う臭気を得た瞬間から到着するまでの軌道、その他多数)も含め求められた作業環境下でモチベーションを高いレベルで維持出来るように常日頃の散歩さえも現場に想定したトレーニングに見立てます。
楽しく多種の経験を積み重ねて彼らの作業意欲や技術、自信を育てて初めてハンドラーは捜索犬を信じる事が出来、信頼して災害現場で公的機関との協働活動が成り立ちます。
以上は私が救助犬活動の育成初期からこの様に学んで実行し続けてきた内容です。(全ての関係者が同様な活動しているとは言い切れませんのでお間違えなく。)
どんな犬種でも個々のポテンシャルに合う内容とレベルの提供が有効で優先であると私自身が彼等から学び実行し、反省と修正、成功を繰り返し今に至ります。
捜索犬の育成と問題を抱えた犬たちの行動修正にどんな関りがあるのだろうか?と感じる方もいるでしょう。人間側が犬達の行動に求めてしまう事象は人間側が期待する行動、人間側の都合の良い行動、他人(犬)と比べて満足する行動と様々であり、犬達に求めない行動は人間側が困惑する行動、人間側に都合が悪い行動が主です。
その困惑する行動には犬達が生きる為に本能から習得した行動、生まれ育つ過程の中の様々な環境(犬の行動等を学んでいない人・他の動物・家庭)から習得した行動で、これらの多くは『犬達が生きる為に犬自身が我が身を守る行動であり、ストレスを避ける為の行動であり、犬自身からの危険信号(SOS信号)であり、人間側が家庭に迎える前に犬の行動心理等を知る行動を怠ってしまった』結果であることを飼い主の皆様に知って頂きたいと感じます。※これまで対応させて頂いた大半のご家庭での経緯と経験からの私個人の意見であります。
その学び習得した行動の中で共に生活する人間にとって困惑や不利益な面が『問題行動』と決めつけられてしまいます。
新たに迎えたパピー、様々な環境を転々とした保護犬達も成長に会ったステップでそれぞれの新しい環境下で自分を守る為に学んで育っていきます。だからこそ、家庭に迎えたその日から犬達の行動心理に基づいた人間の行動が大切になり、犬達に初めての居場所で少しでもストレスを緩和させる必要があります。
犬たちの我が身を守る行動や危険信号(SOS信号)に対してその行動を取らざる得ない理由を観察と分析を行い、犬たちと私たちの生活のお互いが守るべきライン、ゆずることができるライン等を理解、習得することが進めば、お互いが信頼し協調できる生活に近ずくことが可能になります。
犬たちは同じ犬種でも先祖の遺伝子や生まれた環境や育った環境に大きな違いがあります。
パピーも正しいブリーダーさんが純血種に対し、将来を考え飼主さんとの関わり合いを考慮した工夫をしているか? (※私が望むブリーダーさんは子犬受入れ希望者の飼育適正を行い、飼育不適格と判断した場合はお断り出来る犬舎と考えています。)
ペットショップのスタッフさんも排せつやご飯など多忙の中でも店舗内やバックヤードで将来を見据えた工夫や行動を子犬たちに提供出来ているか?
どの様な環境であっても“生後3か月までの社会化トレーニング”の有無等が犬達の成長過程に影響を与えてしまうと考えています。
飼主さんとの生活が少しでも安心して暮らすことが出来るように私の基礎となる捜索犬の育成の経験も生かし、犬のボディーランゲージを大切に犬の行動心理に反しない方法で『過去に学び習得し行動するしか知らない』内容に対して犬のストレスを緩和を考慮したステップ(環境、時間、難易度)と人間への信頼と協調性を育む内容をご家族様と向き合いを伴走者の如くお手伝いいたします。
私は決して飼主さんが訴える犬達の行動を問題行動と決めつけず、今まで人間が犬達に「犬」の個性を見落としてしまい、時には「人間的」な愛情や言語表現を押し付け、時には「イヌだから」の扱いと人間が“楽な選択”を望んだ結果として現れたと判断できる行動は勿論の事、病理的な原因を疑う行動では獣医師さんに確認するように飼い主さんにお伝えています。
例えば私たちが不健康になり病院へ駆け込んで担当医に『頭が割れそうだ!痛いから早く直してくれ!頭痛薬だけ出してくれ!』と訴えても先ずは問診〜必要な検査を受けます。しかも飼い主さんの中には、初めから『開頭手術』を望んだ時にこれに答えるプロもアマも中には居ますが、最優位とする病理的原因を絞り込む同じ手順が犬達の根底にある『行動』に対して負担の少ない取り組みと私は考えています。犬達の行動分析も同じ意味合いと位置づけて向き合って頂ければ嬉しく思います。
貴方たちの犬たちが唯一信用するしかない大切な飼い主さんたちへ
トレーニングの相談相手は私で無くても結構です。出来ればお近くのCPDT-KA(certified professional dog trainer-knowledge assessed)家庭犬ドッグトレーナー国際資格を所有されているドッグトレーナーさんを探し相談して下さい。決して諦めずにあなたのわんちゃんの可能性を信じれば、あなたの忙しい生活でも工夫次第(知恵、環境、時間、お金、犬に関する知識)で後悔しないドッグライフをエンジョイして下さいね。
長文をお読み頂き、誠にありがとうございます。
Dog Life Support Kei ドッグライフコーチ 髙須正彦